開示されたトレーディング・フランチャイズの成長、「欧州への大規模な進出」、2016年の取引高倍増を挙げ、FXWeekはシタデル・セキュリティーズを「ベストFXフロー・マーケットメイカー」に選出しました。
市場全体で取引高の伸びが沈滞気味であった1年間に、シタデル・セキュリティーズはその売買高を大幅に伸ばし続けており、市場シェア拡大の兆候が見られます。シタデル・セキュリティーズのビッドは、同社との取引によるマーケット・インパクトは小さいということを顧客に示すものであり、このフロー・マーケットメイカーによる在庫保有リスクへの対処能力を強調する狙いがあります。約定した注文の取引後のマーケット・インパクトを計ることで、カウンターパーティは、マーケットメイカーがリスクを取るのか、その取引を直後にヘッジするのかを、はっきりと見極めることができます。後者の場合、マーケット・インパクトが大きくなり、顧客の総合的な約定の質を損なう可能性があります。
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e-FX Awards: シタデル・セキュリティーズ – ベストFXフロー・マーケットメイカー
FXWeek
Eva Szalay著
2017年7月10日
シタデル・セキュリティーズの主要テーマの1つは、FXビジネスへの投資です。年初以来、米国に本拠を置くこのマーケットメイカーは、欧州への大規模な進出を開始し、各地域で上級職を採用することにより、開示されたトレーディング・フランチャイズを構築するための取り組みを強化しました。
欧州での機関投資家向け直接ビジネスの構築は、今年の初めにJPモルガンからシタデル・セキュリティーズに移ったJames Edwardsが主導します。また、大西洋の反対側では、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチで米州e-FXセールスヘッドを務めたRashelle Salimiが主導します。
投資の成果は既に表れています。市場全体で取引高の伸びが沈滞気味であった1年間に、シタデル・セキュリティーズはその売買高を大幅に伸ばし続けており、市場シェア拡大の兆候が見られます。シタデル・セキュリティーズは2017年のFX Week e-FX Awardsにおいて、ベストFXフロー・マーケットメイカーに選出されました。
「当社は引き続きFXマーケットメイキング・ビジネスの強化に取り組み、数々の鍵となる採用を行ってきました。これにより、開示された取引領域と匿名取引領域の双方で成長を遂げることができたのです」とシタデル・セキュリティーズのGlobal Head of e-FXであるKevin Kimmelは述べています。
2016年、このノンバンク・マーケットメイカーは取引高を倍増させました。開示された流動性の提供領域に入って以来、同社は100を超えるカウンターパーティと取引を行いました。
Kimmelが概説した2017年の優先事項3点の中には、約定の質とマーケット・インパクトの計測も含まれています。「当社は今年、いくつかの主要な優先事項を設定しています。ここには、幅広い各資産科目のフットプリントを活用して流通ネットワークを拡大すること、より大きな全額サイズに対するプライスクオートを充実させること、取引後のマーケット・インパクトに関するデータをクライアントに提供することなどが含まれます」
シタデル・セキュリティーズのビッドは、同社との取引によるマーケット・インパクトは小さいということを顧客に示すものであり、このフロー・マーケットメイカーによる在庫保有リスクへの対処能力を強調する狙いがあります。
約定した注文の取引後のマーケット・インパクトを計ることで、カウンターパーティは、マーケットメイカーがリスクを取るのか、その取引を直後にヘッジするのかを、はっきりと見極めることができます。後者の場合、マーケット・インパクトが大きくなり、顧客の総合的な約定の質を損なう可能性があります。
「当社は、顧客が利用している複数の流動性プロバイダーのマーケット・インパクトを比較することを奨励しています。そして、その測定基準において強力なパフォーマンスに価値を置くカウンターパーティとの提携を模索しています」とKimmelは述べています。
シタデル・セキュリティーズでは、銀行のディーラーとの提携の機会が増加していることに気付いています。その多くが、注文の約定に際して顧客にエージェント・アルゴリズムを提供しています。マーケットメイカーは、主要なフローヘッジのプライスを決めるためだけでなく、アルゴリズム商品に流動性を供給するために、複数の主要銀行と取引関係を結んでいます。
「私たちは開示された流動性を提供することにより、顧客のアルゴフローに追加の流動性を求める銀行に対して、大きな価値を付加できると信じています」と、Kimmelは付け加えます。