シタデル・セキュリティーズ

シタデルとシタデル・セキュリティーズが新型コロナウイルス感染症の検査と治療に向けた取り組みを加速させ、米国全土でコミュニティのレジリエンス向上を目指す

April 6, 2020

シタデル及びシタデル・セキュリティーズのパートナーは本日、ニューヨーク市で新型コロナウイルス感染症対応の先頭に立つ4つの医療機関に対し、その科学的取り組みを推進する目的で、500万ドルの支援を行うことを発表しました。この活動により、高度な検査、治療、予防の各能力の開発を通じて、最先端のソリューションの加速と拡大を図ります。こうした取り組みは、これらの主要医療機関にとっての科学的最優先事項を示すものとなっており、パンデミックに対する地域的及び国家的な対応を変容させる可能性を秘めています。最終的には、人命救助と、社会や職場への個人の安全な復帰につながります。また特に、この危機が去るまで医療従事者が最前線で業務を遂行し続けるためにも重要です。

この支援の対象となる活動は次の通りです。

  • マウント・サイナイ・ヘルス・システム:新型コロナウイルスの抗体保有者の特定と、新型コロナウイルスに感染済みの医療従事者の再配置を目的とする、血清検査の拡大に向けた取り組み
  • ニューヨーク大学ランゴーン・ヘルス:ニューヨーク市職員を対象とした免疫検査の実施、安全の確保、トリアージのための人材の配置
  • ロックフェラー大学:最前線の医療従事者の感染予防と重症患者の症状の進行抑制を目的とする、免疫療法の開発と利用
  • ワイル・コーネル医科大学:全国で1日に10万人分の検査の処理、最終的には検査数を1日50万人まで拡大することを目標とする、迅速検査プログラムの開発
  • ワイル・コーネル医科大学:最前線の医療従事者の感染予防を主眼に置いた予防薬の効果判定

シタデルの創業者兼CEOであるKen Griffinは次のように述べています。「最前線で感染者の初期対応に当たる方々の不屈の精神と情熱はまさに英雄的です。医師、看護師、その他大勢の方々が、休むことなくウイルスと闘い続け、公共のために病気の治療にあたっています。また、国内の研究者は、国民がこのパンデミックから最終的に抜け出すために必要となる科学的な探求に携わっています。協力体制と慈善活動に基づく支援は、医学的解決を推進する上で不可欠であり、できるだけ多くの人命を守る上で大きな意義を持つでしょう」

支援の対象となる活動の概要

免疫の有無を調べる血清検査を通じて、医療従事者や他の人材の安全な再配置について、ニューヨーク、そして全国に知らせることで、医療の最前線にいる人々を保護する

  • マウント・サイナイ・ヘルス・システム:血清検査の実施とその拡大により、新型コロナウイルス感染症の免疫保有者を発見する取り組み。この活動は、医療従事者の免疫保有について把握し、新型コロナウイルス感染症に最前線で対応する医療従事者を安全に再配置するために特に重要です。また、この活動によって抗体保有者を特定することで、最前線で働く医療従事者への感染防止や重症患者の症状の進行抑制も可能になります。マウント・サイナイ・ヘルス・システムは、この活動を他の機関でも開始できるよう、全国150カ所の病院に向けて、物資と臨床研究実施計画書の指針を既に送付しました。マウント・サイナイ・ヘルス・システムによる新型コロナウイルス感染症に対する活動への支援については、こちらで詳細をご覧ください。

Anne and Joel Ehrenkranz Dean、マウント・サイナイ・アイカーン医科大学、マウント・サイナイ・ヘルス・システム教務部長のDennis S. Charney医学博士は、「この革新的な血清学と回復期患者血漿療法プログラムにより、我々は救命活動を拡大することができます。このプログラムはゲームチェンジャーとなる可能性があり、ウイルスとの闘いの新しい1ページが開かれるかもしれません」と語っています。

  • ニューヨーク大学ランゴーン・ヘルス:過去の感染と免疫の範囲を知るための血清学的臨床試験。まずは1,000人のニューヨーク市民に実施。米国人が安全かつ早期に職場復帰するために非常に重要な試験です。このプロジェクトでは、幅広い新型コロナウイルス感染症患者の検査を正確に行うことを目的に、高感度かつ処理効率の高いフィンガースティック式血液検査プラットフォームの開発に注力します。また、この活動は、診断の加速、患者にとって期待できる治療の開発及び試験、ワクチン開発への取り組みの推進にとっても有益です。ニューヨーク大学ランゴーン・ヘルスによる新型コロナウイルス感染症に対する活動への支援については、こちらで詳細をご覧ください。

ニューヨーク大学ランゴーン・ヘルスの学部長兼CEOであるRobert I. Grossman医学博士は、「ウイルスの全身的な影響が判明するまでには時間を要します。我々は今まさに大流行の真っ只中にいます。免疫保有者を判別できるようになれば、直ちに大きな進展がもたらされるでしょう」と語っています。

患者の免疫を利用して、感染を防止し、重症患者を治療する

  • ロックフェラー大学:新型コロナウイルス感染症から回復した患者の血漿や抗体による治療法を開発し、その効果を検証するプロジェクト。重症患者の症状の進行を抑え、患者と頻繁に接触する最前線の医療従事者など、感染リスクの高い人々の感染防止を目的としています。ロックフェラー大学の科学者は、自らが開発した技術を用いて、感染を治療及び予防できる永久的資源を提供することを目指しています。今回の資金援助は、安定したインフラストラクチャーをニューヨーク市に構築し、ニューヨーク血液センターやニューヨーク市の主要医療機関との連携の下、患者のスクリーニングや採用、血漿や免疫細胞の収集、免疫療法の有効性試験を行うためのものです。ロックフェラー大学による新型コロナウイルス感染症に対する活動への支援、また人命を救うこの研究への参加については、こちらで詳細をご覧ください。

ロックフェラー大学総長のRichard P. Lifton氏は次のように語っています。「本学では、科学者と臨床医のチームが迅速に集結し、新型コロナウイルス感染症から回復した患者の血漿や特定のウイルス中和抗体の利用について開発を行っています。免疫療法は、既往症のある患者や感染リスクの高い患者の治療や、最前線で感染症と闘う医療従事者の保護に効果がある可能性があります」

短時間で行える検査法を全国に拡大し、1日に10万人単位での検査を可能にする

  • ワイル・コーネル医科大学:反応の速い検査法を開発することにより、大規模医療機関を支援する取り組み。1日に10万人分の検査の処理、最終的には検査数を1日50万人まで拡大することを目標に掲げる。このプロジェクトでのワイル・コーネル医科大学の活動は、カラー社、ブロード研究所、その他の主要医療機関や業界との産学共同によって行われるもので、検査能力の全国的な早期拡大を目指します。この取り組みにより、全国的な検査能力を大幅に拡大できる可能性があります。

期待できる予防薬を試験し、感染を防止する

  • ワイル・コーネル医科大学:新型コロナウイルス感染症に効果を示す可能性があると指摘されているヒドロキシクロロキンに対して、予防的効果を検証する全国的な無作為臨床試験の実施に向けた動きを主導する活動。臨床試験は、ウイルスに感染する危険が最も高い最前線の医療従事者1万5,000人を対象に、6週間にわたって実施される予定です。ワイル・コーネル医科大学による新型コロナウイルス感染症に対する活動への支援については、こちらで詳細をご覧ください。

「この惜しみない寄付により、最前線で献身的に働く医療従事者や患者の皆さんを、疾病への罹患から守るための新しい手法を開発することが可能になります。また、新型コロナウイルス感染症の診断を目的とした、短時間で行える検査の開発も推進されます。これは、今回のパンデミックとの闘いにおいて特に重要です」と、ワイル・コーネル医科大学のStephen and Suzanne Weiss DeanであるAugustine M.K. Choi博士は話しています。

シタデル及びシタデル・セキュリティーズのパートナーは、個人防護具や人道支援から、感染流行の影響を大きく受けた人々に対する資金援助や科学的取り組みの促進まで、幅広い支援を含む、新型コロナウイルス感染症に関する多面的な慈善プログラムを投入しました。この支援活動は1月中旬に始まり、今回の発表内容と併せ、支援額は1,600万ドルを超えています。具体的な内容は以下の通りです。

  • 中国武漢市への人道支援と物資の提供
  • 武漢への17トン超の支援物資及び800名以上の米国人の武漢からの帰国など、米国国務省の新型コロナウイルス感染症に関する救援活動の支援
  • 感染症流行対策イノベーション連合(Coalition for Epidemic Preparedness Innovations:CEPI)を通じたワクチン開発への資金提供
  • 35万5,000人の生徒とその家族に食料を供給する臨時食料配給施設をシカゴ市の公立学校500校に設置
  • 食料難に苦しむ市民に450万食を提供する、シカゴ市緊急食料配給計画の支援
  • 感染者への初期対応を行うシカゴ市の医療従事者への個人防護具と援助物資の提供
  • ニューヨーク市の非営利組織を支援する7,500万ドルの基金を、ニューヨーク・コミュニティ・トラスト、ブルームバーグ・フィランソロピーズ他と共同で設立