CAREER ADVICE

金融サービス業界で研修生が備えるべきこと

April 17, 2019

ソフトウェア・エンジニアリング、クオンツ・リサーチ、トレーディングといった職業では、スキルの確立と今後の進路の見極めにおいて、インターンシップが欠かせません。夏のインターンシップ・シーズンが近づく中、今回は、正式にインターンシップが始まる前の数カ月を有効活用する方法を、シタデル・セキュリティーズの人材開発プロフェッショナルに聞きました。これから体験するインターンシップに備え、金融サービス業界で長期的な成功を収めるために、この記事をお役立てください。

学習目標を明確化する

これからインターンシップに臨む皆さん、まずはおめでとうございます。数度の面接をくぐり抜けてここに到達した皆さんは、間違いなく優秀な学生であり、それに見合う経歴をお持ちのはずです。ここから皆さんのキャリアがスタートし、自身の決断でキャリアを進んでいくことになります。その最初の一歩として、これから始まるインターンシップで何を学びたいのかを明確にしてください。特定のプロジェクトにおける目標については会社から提示されますが、自身が学びたいことについても独自の視点を持つべきです。「学習目標」の例を挙げてみます。

  • この業界で他者と協働していく方法を学ぶ
  • この会社やチームにとって、成功するとはどういうことかを知る
  • この先、この業界に身を投じるとすれば、自分は毎日の業務でどのような成果を上げることができるかを特定する
  • 自身のキャリアは将来どのようになっているかを考える。1年後はどうか? 5年後はどうか?

このような目標を3~4つ書き留めておき、インターンシップの初日に上司と話し合えるようにします。継続的に学ぶ姿勢が伝わるように心がけましょう。先走った目標や自分本位の目標を語るのではなく、学習を自身が会社に価値をもたらすための手段と位置付けて、目標を設定します。

会社についての理解を深める

インターンシップが決まってから正式に開始するまでの間に、自分が所属することになる組織についての情報をできるだけ集めましょう。マクロ及びミクロの両面から会社を分析するといいでしょう。

マクロ的な分析を行う場合、金融システム全体における会社の役割についての情報収集に時間を使いましょう。会社のブログをチェックし、その会社が世界に与える影響について説明した記事があれば、読んでおきます。たとえば、当社のDonnie Phillipsは、マーケットメイカーの役割について記事の中で説明しています。

ミクロ的な分析を行う場合、自分の上司となる人物に連絡して、基本的な事項を質問しておくべきです。シタデル・セキュリティーズでは、勤務開始日より前に、研修生に上司の連絡先をお知らせします。場合によっては、メンターの連絡先もお知らせします。質問するという行為によって、複雑な問題に取り組みつつ、責任をもってインターンシップに臨もうという意気込みをアピールすることができます。たとえば、次のような質問をするといいでしょう。

  • 「夏のインターンシップが始まる前に見直しておくべきテーマは何ですか?」 テクノロジー・チームに配属される予定なら、機械学習やクラウド・コンピューティングといったテーマの方向性を上司が示してくれるでしょう。あるいは、特定の資産クラスについての本を読んでおくことも、良いスタートにつながるでしょう。
  • 「会社やチームの文化になじむために、どんな準備をしておけばいいですか?」 たとえば、企業文化の一面に言及しているような本やポッドキャストを上司がすすめてくれるかもしれません。
  • 「昨年の研修生でチームに採用された実例があれば、教えていただけませんか?」 この質問からは、自身の能力を活用して会社に貢献しようという真剣な意気込みが伝わります。

このように準備を整えておけば、意義のあるインターンシップを成功させる土台ができたと言えるでしょう。

正社員の気持ちでインターンシップに取り組む

シタデル・セキュリティーズでは、正社員のチームメンバーに与える職責や学習機会とほとんど変わらないものを、研修生にも与えています。そのため、研修生の側でも、将来にわたって携わる仕事という位置付けで、正社員と同じ情熱をもって仕事に取り組むことが必要です。情熱を持ち続けるための具体的な準備として、次のようなことができます。

  • 「自分個人の取締役会」にいてほしい人物のタイプを挙げてみる。今日、来年、あるいはキャリア全体を通じて助言を与えてくれそうな社員を、いくつもあるチームから選んで関係を深めていくことになります。また、質問してみたい社員の役職と職務を書き出してみましょう。たとえば、クオンツ・リサーチャーとしてインターンシップに参加するなら、昇進の早かったリサーチャーや、クオンツ・リサーチ・チームに協力してくれるトレーダーと関係を深めるとよいでしょう。
  • 今後の上司とのミーティングで話したい議題をまとめる。上司は、研修生との定期ミーティングで話し合うテーマを事前に考えています。研修生の側でも、同じように考えをまとめておくことが大切です。業務の特定の部分がなぜそうなっているのか、その理由を尋ねてみるのもいいでしょう。また、ミーティングのたびに新しいアイデアを1つ、上司に提案するという方法もあります。

私たちは、多くの思考、情熱、エネルギーを、インターンシップ・プログラムに注いでいます。研修生の皆さんも同じように思考や情熱、エネルギーを注いで準備を整えることで、自身が選んだキャリアで成功を収めるために、インターンシップを最大限に活用できるようになります。

当社のインターンシップ・プログラムの詳細については、こちらをご覧ください。